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ページの数え方

イベントの感想などのメールをいただきました。
ちょっとまた多忙なので、返事は遅れます。

さて、その中にDVDブックレットが100Pではないんじゃないでしょうか、という質問がありました。
なんで今更、とは思いますが、昔出版社にいた事もあり、面白かったのでちょっと解説してみます。
本の数え方は出版社によって異なりますが、表紙や裏表紙、その裏の白い部分(ここを表1~4と呼びます)も含めて数える場合と、それを除いて数える場合とあります。
あくしずとか丸とかは、見ていただくと分かりますが表紙が1Pという扱いになっていますね。
ここを含まない場合は、表紙やその裏、場合によっては遊び紙(表紙と扉の間に挟む紙)を除いて、扉から1Pとなります。
しかし、更に出版社によっては目次や図版、地図なども数えない所もあります。
そういった本は、扉が結構後ろにあったりします。
逆にニュータイプとかザ・スニーカーは折り込みポスターを1枚の裏表で4Pと数えていて、それに気を付けて数えないと表紙が5Pとかになってしまいます。
実は、このように数え方に特に規定はなく、出版社が独自に決めて良い事になっています。
最大は表1から表4までの表裏の枚数、最少は扉から奥付まででしょうか。
大まかに分けられるのは、表紙にカバーを掛けるタイプの本は扉から、そうでない場合は表1からというのがよく見るパターンです。
まあ、ある出版社のコミックのように、カバーがあっても表紙からというのもありますが。
何でこうなるかというと、実は印刷の都合で決めている場合が結構あって、台割(本を作る設計図のようなもの)の都合で決まったりもします。

どうでもいい豆知識でした。

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グッズ

えー、今回のイベントでも色々商品が出ておりましたが、実は島田さんとか私はほとんど商品に接する機会がありません。DVDとかCDは頂ける(島田さんの所にはキャラソンがなかなか届いていなかったりもしましたが)のですが、それ以外の商品は、この間ようやくちょっとだけ手にする機会を頂きました。
ねんどろいどとかも、自分で3個買ったりしましたが、抱き枕とか川の字シーツのような高額商品は、コミケで眺めただけで、実物はよく知りません。
そう言えば、ゴンゾスタイルの全巻購入特典のクッションも、この間イベントで見ましたが、あんな肌色が多い物体だったんだなあ、と。
思い起こせば、しっぽストラップも萌えミリタリー枢軸で冬コミに参加していて、サーニャ役の門脇さんが見てみたいというのでゴンゾブースまで行ってきて、購入したので手元にあったりという状況です。
自分が文章を書いたりなんだりした以外の商品ってのは、やっぱり色々大変でサンプルとかも簡単に出せないんだろうし、そういう物なのだなあと島田さんと話していたところです。
K-サプライさんはお友達なので、そういったビジネスとは違う所で今回のフライトジャケット用のスペシャルサンプルとして、高村さんと島田さんと私の名前入りの盾を作ってくれましたが。
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こんな感じで、商品にはお客様のご希望の階級(但し設定上中尉以下となっています)と名前を入れる予定です。
同時に、スカジャンも高村さんと島田さんスペシャル(赤黒バージョン)や、イベントで私が来ていた黒銀バージョンなんかも実費で作って下さったりしてくれました。
まあ、でもこれは前述の通りお友達だから出来る事だと思います。企業のビジネスとしてそれをやれというのは不可能ですから。

それはともかく、そうこうしていると幾つかの商品を頂きました。
コスパさんのウィンドブレーカーとかも、シックで素敵で、頂いてとても嬉しかったです。
でも一つ思った事があります。
ストライクウィッチーズはお客様がお金を出して、最初は高いかなと思っても買ってみたら大満足という物にしたいとずっと思っていました。そのために、例えばDVDだとブックレット100P(本当は後2折付けて128P、今の数え方だと132Pにしたいと思っていたのですが、流石に予算的にNGでした)付けて、これなら仕方ないかなと言って頂けるような商品が基本だと思っています。
でも、ある商品だけはどうしても納得が出来ません。
他の作品でもまったく同じ物を出していて、そちらは1/3の値段で販売しているわけで、いくら少々おまけを付けたからと行って3倍の値段なのはどうなのか、と。
その値段なら、自分だったら501のパッチ付けますよ。
確かに、あれは原価1500円以上しますけど、それ位の気持ちで商品は作って欲しいです。
そうじゃなかったら、以後は承認したくないというのが本音ですね。

ストライクウィッチーズは、持ち出しでもいいから良い物を、それよりもまずみんなが楽しんでくれる物を作る、それがあるべき姿だと思っています。もちろん持ち出しでいいのは、私とかだけでいいと思いますが。そうじゃないと、どんなに良い物作ってもお金にならなければ会社は潰れてしまいますから。
そんな気持ちでアフリカシリーズも作っています。
もちろんビジネスですから赤を出してはいけないと思いますが、まずお客様ありきだと思っています。
お客様から搾取するのではなく、一緒に喜んで頂ける物を作る、それがエンターテインメント企業としてあるべき姿ではないでしょうか。
但し、そんな偉そうな事を言っている私も、気が付くと慢心している事が多いと思います。
いや、最近自分でも天狗になっているなあと思うし。

偉そうなのは元々だけど、そこはまあ気を付けないと。
そんなわけで、これはどうかと思ったら遠慮無くこのブログとかメアドまで意見を頂ければと思います。
もちろん全部に対応は不可能でも、出来る事があれば心に刻みつけていきたいと思っています。

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お疲れ様でした

本日(もう昨日ですね)は、ストライクウィッチーズのファン感謝イベントでした。
残念ながら抽選で、しかもキャパの少ない場所だったので来たくても来られない人が大勢出たと聞いています。
それでも、今回来て下さった人は大変ありがとうございました。
また、来られなかった人にも次の機会が得られるような事は出来ないか、関係各所と相談させて頂いています。
会場でも言いましたが、本当にここまでこられたのは、高村さんを筆頭とするアニメスタッフや、角川書店さんを筆頭とする製作委員会の方々、そして命を吹き込んで下さった声優さんを始めとする音響スタッフの方々のお陰もありますが、一番大きいのは応援して下さった皆様のお陰だと思っています。
だからこそ、今後ももっと皆様が楽しんで下さるような作品にしなければと、今回のイベントで痛感しました。
今回、イベントにある人が坂井三郎氏の書を持ってきてくれました。
不撓不屈と達筆で書かれており、そして見事なサインと花押がある実に美しい書でした。
あれを見て、坂井さんを始めとする方に恥ずかしくない作品にしなければと、初心忘るべからずの思いを強くしたのも事実です。

また、ドイツ関係の偉い人が、わざわざハルトマン仕様の制帽を作ってきてくれて、差し入れてくれました。
現場一同、その出来の良さに驚愕し、ステージでも野川さんと園崎さんが使用してくれたほどです。
そして、イベント用にMG34の無可動実銃とMG42のプロップを、漫画家の野上武志さんから強奪し、持ち込んだ所こちらも大変好評でした。
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何というか、ステージではしょっちゅう偉そうな口を叩いていますが、本当に色々な人に支えられているからここまでになったんだなと実感しました。
特に今回のイベントでは、裏方で頑張って下さった角川プロダクションの担当さんは、毎日平均睡眠一時間というハードスケジュールで今回に挑んで、終わるなり轟沈されたほどで。

改めて、本当に皆様ありがとうございました。

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ストライクイベント

さて、明日は江戸東京博物館の隣でストライクウィッチーズのイベントです。
都内ですが、練馬区からは反対なので、物販の朝一から行くのが面倒なので、
会場がホテルなのをいいことに、そのホテルに宿泊中。
大きな荷物を持っているので、それをもって大江戸線に乗るのはいやですしね。
忘れ物をしたら、電車で一旦家に帰るという選択肢も。

個人的には、抽選じゃなくもっと多くの人が来られるイベントになればいいので
すが。

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