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アニメの開発

さて、自分の本業というか一番時間のとられる仕事は、アニメの企画開発です。
企画開発ってのが、何かというと、ぶっちゃけ、0から作品を作り出して、どのようなユーザーに見て貰うことを考えて、どこからお金を出して貰って、どうやって回収するか、そこまでをやる所ですね。
時々何かを勘違いしたのか、企画ってのは、アイデアだけを出していればいいなんて思っている人がいるんですが、実はアイデアは企画作業の一端でしかありません。

確かに国語辞書的には企画というのは「計画をたてる、立案する」という意味です。
では手元にある角川新字源で企の字は「くわだてる」、画の字は「はかりごと」で、企画で「くわだてはかる」という意味です。
さて、どこまでを「くわだてはかる」のが企画なのでしょうか?
実は、アイデアを出し、もしくはアイデアを探し出し、それを前述の通り、どうやって売って、どうやってお金を回収するか、そこまでを「くわだてはかる」のが企画の仕事です。
ですので、企画に求められる能力は、マーケティング能力、時代を読む能力、アイデアの可否を見極める能力、そしてお金の臭いをかぎ分ける能力、クライアントなどにこれがお金になることを納得させる能力です。
そして、それを完遂するのには、どの監督、どの脚本家、どんな音楽、どんなキャラクターデザイン、どこのスタジオで作業し、そしてどの要素を重要視すれば、お客さんが納得するかをスタッフに納得させられる能力が必要です。
当然、これらのスタッフを選んだ以上、それらの人とコンタクトをとって、OKを貰うのも能力のうちです。
特にクリエイターさんはいい物を作りたいという意識が強いですから、時にはそのいい物と売れる物の乖離が生じることもあります。そこのすりあわせも企画の重要な仕事です。
いい物が売れるのなら、パソコンの世界は別な世界になっていたでしょう。
ああ、それでわかるように、どんな宣伝をするか、それもある程度企画の仕事でしょうね。

あとはちょっとだけ、本当にちょっとだけ面白いアイデアがあればいいですね。
それは自分が面白いと思っていて、その作品でやるべきことがこれをやれば売れる、というのをぶれないようにする信念といいかえてもいいですが。

これらをやるのはある意味プロデューサーと同じなのですが、実際企画はプロデュース能力が無ければ存在意義はありません。
その作品を成立させるために選んだスタッフをプリマとして、そのプリマを思う存分踊らせて喝采を得させる仕事、それが企画であり、プロデューサーなのです。

さて、そんな仕事をつらつらと気が付くと10年以上やってきたわけですね。
で、新規に開発する作品が、次々とやはりあるわけです。
自分は好みが偏っているので、その偏った部分での作品を幾つか仕込んでいるわけで、当然アレとかナニの続編とかってのもあります。そして、軍事とSFと歴史の人ですから、そのジャンルをきっちり追求してみようかなんても思うわけで。
どれもジャンルとしては冬のジャンルですが、自分も執筆している「MC☆あくしず」のように、やり方次第ではユーザーは確保できるわけです。
そんな作品を開発するのは、実はものすごい大変な労力が必要となります。
その辺りを何回かに分けて、つらつらと説明してみようかな、とか思ったり。
なぜ、この業界オリジナル作品が少ないか、とか、安易な作品が多いのかとか、あんな原作アニメにして誰が見るんだろうかとか、そんなことを。
仕事をやる気力が無くなった時の息抜きでしか書けないと思うので、あんまり即時更新は無理ですけど
そんなんで、今日はここまで。

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